てらおかなつみ×中外陶園

柔らかさやぬくもりを追求。てらおかなつみさんの優しいタッチを磁器で表現。

アーティストとのコラボレーションで注力するのは、平面で完成しているものを、どう立体で表現するかという点。てらおかなつみさんの優しくて柔らかいタッチの再現は、大きな課題でした。

スタートから2ヶ月、何度もてらおかさんと開発チームとでやり取りをして、原型が完成。「てらおかさんの描く犬の顔がシンプルなだけに、少し目の位置が違うだけで印象が変わってしまうので、目や鼻の位置を決めるのにも苦労しました。」と開発担当者は語ります。

模様や色がついている子たちは下絵の色調整が難しく、理想に近づけるまで何度も繰り返し作業をしました。てらおかさんのイラストの柔らかさやぬくもりが表現できる釉薬を求めて何パターンもサンプルを作り、ようやく完成したのが1年後。柴犬、たれみみ、猫の3種類ができました。手に取るとすべすべと丸く、いつまでもなでていたくなる手触りです。

「STUDIO 894」で開催した展示では、てらおかさんのファンの皆さまにもご好評いただきました。各地で開催されるてらおかさんの展示でも販売しています。


てらおかなつみ

1993年生まれ。フリーランスのイラストレーターとして活動中。 柔らかい線で描かれた犬の絵、動物の絵を得意とする。音楽アーティストのCDジャケットやグッズ、お菓子などのパッケージイラストや本の挿絵、雑貨デザインなどを手掛ける。作品集に「てらおかなつみ作品集 犬のいる生活」(玄光社) がある。展示も多数。

てらおかなつみオフィシャルサイト

てらおかなつみ×中外陶園